SAS環境の構築 - SAS University Edition -


当記事の目的

 ・「SASを扱う案件に参画することになった」方
 ・「最近のトレンドで"ビッグデータ"や"機械学習"で調べていたらSASに辿り着いた」方

 上記の方々にSAS言語の環境構築をして頂き、実際にSAS言語を動かせる状態になる事が目的です。
 SAS言語の説明は割愛し、SAS University Editionを用いた環境構築の方法のみを記載します。

 ※環境構築は簡単で、1時間前後でSAS言語が実行出来る環境が作成出来ます!

SAS University Editionとは

 ・学生や社会人が、非営利目的で利用できる無償のSASソフトウェアです。
 ・Virtual BoxやVMwareの仮想環境で実行します。

SAS University Editionの導入方法

 「仮想環境の入手」~「SAS言語の実行」の中で重要な点を抜粋して記載していきます。
 (今回はWindowsユーザ向け)
 
 詳細は下記の公式HPの手順を参照して下さい。とても丁寧に記載されています。
  SAS® University Editionダウンロード&インストール・ガイド

 1. 仮想環境の入手
  SAS University Editionを実行するには仮想環境が必要です。今回はVirtualBoxを用います。
  当リンクでWindows用のVirtualBoxを入手しましょう。

 2. SASファイル保存用のフォルダを作成
  仮想環境上のSAS University Editionで作成されたSASファイルは、全てローカル上に保存します。
  ローカルPC上の任意の場所に SASUniversityEdition というフォルダとその中に、myfolders
  というサブフォルダを作成しましょう。

 3. SAS University Edition vAppをダウンロード
  SAS® University Editionダウンロード&インストール・ガイド から入手できます。
  SASユーザーのアカウント登録は必須です。

 4. 設定
  仮想環境とSAS University Editionの入手が完了しましたので、以下の設定を行います。
  ①SAS University EditionのVirtualBoxへのインポート
  ②手順2で作成したmyfoldersフォルダのVirtualBoxとの共有

 5. SAS言語の実行
  ①VirtualBox上でSAS University Editionを起動します。
  ②起動が完了したら、ローカルPCのブラウザに「 http://localhost:10080 」を入力します。
  ③SAS Studioにアクセスされ、SAS言語が自由に記述・実行出来るようになっています。
  ※SASチュートリアルはこちら

最後に

費用はゼロ。成果は無限大。

と公式HPに書いてある通り、環境構築に時間がかからず、それであり、ほぼ商用と同じ機能を
使うことが出来るので皆さまも是非一度試してみてはいかがでしょうか。