ブラウザから構築したWebサイトにアクセスできない場合のチェックリスト


概要

Webサイトを新しく構築した際にブラウザから接続できないという場面で、トラブルシューティングとして確認したほうがよいチェックリストがあれば便利だと思い、チェックポイントをご紹介します。

前提条件

本手順はCentOS7で確認しています。

Webサービスが起動しているか

そもそもサービスが起動しているかまずは確認しましょう。
Apacheであれば下記コマンドで確認できます。

# sudo systemctl status httpd
## もし起動していなかったら、下記コマンドで起動
# sudo systemctl start httpd
## 再起動しても起動するように設定
# sudo systemctl enable httpd

SELINUXが無効になっていることを確認

SELINUXが有効になっていると、サービスが起動していても接続できない場合があります。
また、setenforceで無効にした場合、再起動すると元の状態に戻ってしまうので、configファイルで有効になっていないか確認してください。

## 現在のSELINUXの設定を確認
# getenforce
## 有効になっている場合は無効に設定
# sudo setenforce permissive
## 再起動しても設定を保持するためにconfigファイルを編集
# sudo vi /etc/selinux/config
SELINUX=permissive (SELINUXの行をこのように設定)

Firewallで80と443のポートが開放されているか確認

ファイアウォールでポートが塞がれて接続できないことも考えられます。
ファイアウォールの設定を確認しましょう。
ローカル開発環境などのテスト環境では下記のようにファイアウォールをサービスを停止してしまってもいいかもしれません。

# sudo systemctl stop firewalld
# sudo systemctl disable firewalld