【AWS】EBS ボリュームの種類とまとめ
EC2と共に利用するストレージサービスであるEBSで扱う容量にいくつか種類があり、AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトの試験でも問われてくるところなので、公式や参考サイトを確認しつつまとめてみました。
ソリッドステートドライブ (SSD)
公式に I/O サイズの小さい頻繁な読み取り/書き込み操作を含むトランザクションワークロード用に最適化され、主要なパフォーマンス属性は IOPS です。とある。
1IOとはディスクに対してユーザーまたはプログラムが要求したサイズのこと。
I/O サイズの小さい頻繁な読み取り/書き込み操作とはユーザーがディスクに対してする要求のサイズが小さく頻繁であることを意味しているようです。(このためHDDより高速)
ワークロードとはコンピュータに対する負荷の大きさのことを指し、CPU使用率やメモリ使用率などのことを指す。
このことを踏まえるとトランザクションワークロードとはディスクに対する要求に対して、CPUやメモリを使用するコンピュータの負荷を指す言葉だと解釈しました。
要するに小さく頻繁な読み取り、書き込みをするのに優れているということ。
IOPSは1秒あたりに何回I/O処理が実行できるかのことで、SSDはIOPS単位でパフォーマンスを表現する。
またEBSのSSDには2種類のタイプがあり、汎用SSDとプロビジョンド IOPS SSDがある
汎用SSD
公式に料金とパフォーマンスのバランスに優れています。これらのボリュームは、ほとんどのワークロードに推奨されます。とある通りほとんどの場合こちらを選択すると良い。
プロビジョンド IOPS SSD
公式にミッションクリティカルな低レイテンシーまたは高スループットワークロードに適した、高パフォーマンスを提供します。とある。
汎用 SSDが開発・テスト環境を推奨しているため、本番環境や高パフォーマンスが必要な場合に利用を検討する。
ハードディスクドライブ (HDD)
公式にパフォーマンスの主要な属性がスループットである大規模なストリーミングワークロードに最適化されています。とある。
スループットとは単位時間あたりに処理できる量のことで、ストリーミングワークロードとはある点からある点へ大量にデータを移動させることを指す。
簡単に言えばたくさんのデータを転送するのに向いているということ。
また、EBSのHDDには2種類あり、スループット最適化 HDDとCold HDDがある。
スループット最適化 HDD
公式に高いスループットを必要とするアクセス頻度の高いワークロード向けの低コストの HDDとある。ユースケースにビッグデータやログ処理などがあります。
Cold HDD
公式にアクセス頻度の低いワークロード向けの最も低コストの HDD 設計とあります。
旧世代
公式にデータへのアクセス頻度が低く、パフォーマンスが最も重要ではない小規模なデータセットを持つワークロードに使用できるハードディスクドライブ。代わりに、最新世代のボリュームタイプを検討することをお勧めします。とある。
公式の通り、高パフォーマンス、安定性を求める場合には推奨されていない。
参考
AWS公式 - Amazon EBS ボリュームの種類:
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/ebs-volume-types.html
AWS公式 - I/O の特性とモニタリング:
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/ebs-io-characteristics.html
puti se note - ディスクの性能を示すIOPSとは?:
http://www.putise.com/storage-disk-iroha/disk-iops
IT用語辞典 - ワークロード:
https://e-words.jp/w/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89.html
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