Mac にインストールされているGitをHomebrewを使って最新化する


Gitを勉強するためMacにインストールされているGitを最新化してみました。

まずはターミナルでGitのバージョンを確認。

 % git version     
git version 2.30.1 (Apple Git-130)

MacにはGitが標準で入っている様子。
今回はHomebrewから最新版のGitにしてみます。

% brew install git
Error: The following directories are not writable by your user:
/usr/local/share/man/man3
/usr/local/share/man/man5
/usr/local/share/man/man7

早速、エラーが出ました。
内容を見るとユーザーにディレクトリに対する権限がないようなので
/usr/local/ に権限を付与します。

sudo chown -R $(whoami):admin /usr/local

再度以下のコマンドでインストールを実行します。

% brew install git
Warning: git 2.33.0 is already installed, it's just not linked.
To link this version, run:
  brew link git

インストールはできてるけど、リンクがないと言われたのでメッセージ通りリンクを貼ります。
*以前からGitを使用している場合、古いファイルが残っていることがあるため上書きオプションをつけて実行しました。

brew link --overwrite git

インストールできたか確認します。

% brew info git
git: stable 2.33.0 (bottled), HEAD
Distributed revision control system

2.33.0というバージョンがインストールされました!

ターミナルを再起動してバージョンを確認します。

 % git version     
git version 2.30.1 (Apple Git-130)

...ん?バージョンが変わってない?
HomebrewでインストールしたGitのパスが通っていないためパスを変更します。

まずは使用しているシェルを確認します。

% echo $SHELL
/bin/zsh

私の場合は、zshを使用していたため下記のコマンドでviを開きます。

#zshの場合
% vi ~/.zshrc

下記のとおりに入力してviを保存。

# HomebrewのGitを使うパス
export PATH=/usr/local/bin/git:$PATH

再度ターミナルを再起動してバージョンを確認します。

 % git version     
git version 2.33.0

HomebrewのGitを使ってGitが最新化されました。

参考文献