[リモートワーク]「テキストコミュニケーションって難しくない?」


はじめに

私はほぼ毎日リモートワークで奮闘しているのですが、「テキストで相手に自分の意図を伝えることって結構難しくない?」と最近非常に感じております。
なので先輩に指摘していただいたことをもとに、意識する点についてまとめてみたいと思います。
以下、すべて私の日々の業務であるバグ調査でのお話となります。

「◯◯調査しました!!調査結果は...」

相手に物事を伝える時に、結果だけを報告するのはよくありません。
理由は、このように言われた相手は「調査結果を踏まえた上で、あなたがこれからどのように何をしようとしているのか」が全くわからないからです。
この例からわかることは、相手の次のアクションを明確にする伝え方をしなければならないことです。
なので、その原因と自分が考える問題の修正方針を併せて報告した上で、相手に何をしてもらいたいのかを必ずはっきりさせましょう。
また、結果を報告する際に抽象的な言い方をしてはいけません
私は最近、記述ミスが原因のバグを報告する際に「単なる記述ミスでした。ご確認よろしくお願いします。」と報告をしてしまいました。
「すぐ修正すれば、解消されるバグなのだから詳細に記述しなくても大丈夫だろう」と思ったからです。
しかし、このような報告の仕方は「どこが問題なのか」がわからないため、相手は「何を判断すればよいのか」がわかりません。
よって、どんなに小さな修正でも、具体的かつ丁寧に報告することはとても重要です。

「このような挙動になってしまいます。こちら確認していただいてもよろしいでしょうか。」

このような場面はおそらくたくさんあると思います。
「こうすればうまくいくはずなのに...なんでだよ」とコードをいじりながら何回トライしてもだめ..本当悲しいですね。
その時に、他の人に相談すると思うのですが、ここで重要なのはきちんと自分と同じ現象が再現されるように詳細にその再現方法を記しているかです。
「〇〇画面でこれがこうなって、結果的にこうなってしまいます。」と長々書かれても、わかりにくいですし、何より実際に動作確認した方が断然早いです。
なので、具体的には「そのパスやどのファイルがこの現象に絡んでいるのか」を記すことです。
そうすれば、相手は「この画面ということは、このビューファイルで...」のように考えなくて済みます。
自分のよくない伝え方が相手の貴重な時間を奪ってしまう可能性があることを、自覚しなければなりません。

柔らかい言い方を心がける

テキストコミュニケーションは相手に顔が見えないため、自分のテンションを伝えづらいことがデメリットです。
つまり、テキストのみで相手に自分の印象がよくないと思われてしまう可能性があるということです。
実際、私は「この際にはっきりさせておきたいのですが」という言い方をしてしまい、「あの文章怖いよ...」と言われてしまいました(笑)。
なので、この事例の場合「こちらと併せて確認させていただきたいことがあるのですが」のような柔らかい言い方を心がけるだけで、少なくともネガティブな印象を与えることを防ぐことができると思います。
相手が自分とのコミュニケーションを楽しんでくれるようなテキストは仕事のしやすさにつながると思うので、リモートワークをする上で自分のテキストは意外と重要な要素であることを認識した上で、気をつけなければなりません。

さいごに

テキストコミュニケーションに限らず、コミュニケーションの基礎は「どれだけ相手を思いやれるか」です。
これを念頭におけば、上記のことは自然にできているはずです。
当たり前の話ですが、エンジニアだからと言って、プログラミングだけしていればよいということではありません。
エンジニアである前に、一社会人として、コミュニケーションもきちんと取ることができるエンジニアとしてこれから成長していきたいです。