環境ごとに.envファイルを切り替える


はじめに

laravelで環境ごとに.envファイルを切り替えるというところで、結構詰まったので、メモとして残しておく。
特に、最後の注意の部分はぜひ読んで欲しいです。

bootstrap/app.php編集

bootstrap/app.php
+ $app->loadEnvironmentFrom('.env.' . ((getenv("ENV") ? getenv("ENV") : "local")));  #<= 追記

.env ファイルのコピーを作成

$ cp .env .env.local
$ cp .env .env.stg

作成したファイルの中身を変更

env.local
APP_NAME=Laravel-local
env.stg
APP_NAME=Laravel-stg

ルーティングを設定

ルートパスでAPP_NAMEが表示されるようにする。

routes/web.php

Route::get('/', function () {
    return env('APP_NAME');
});

検証

$ export ENV=stg 
$ php artisan serve
Laravel development server started: http://127.0.0.1:8000 

localhost:8000にアクセスして、laravel-stgが表示されれば成功です。

環境を変えたいときは、

$ export ENV=local

とするだけ。

これで完了です!

注意

もし、上記を行っても、表示されない。真っ白な画面が表示されるだけという状態であれば、以下のコマンドを実行。

$ php artisan config:clear
Configuration cache cleared!

.envファイルに環境変数が設定されているにも関わらず、env関数がnullを返す場合があります。それは、設定ファイルがキャッシュされている場合です。「設定ファイルがキャッシュされると、.envファイルはロードされなくなり、env関数の呼び出しは全てnullを返す」仕様らしい。

詳しくは以下の記事

Laravelのenv関数で値が取得できない原因と対策
https://qiita.com/yamaji_daisuke/items/746e1e5ec3487fc88c3e

おわりに

駆け出しエンジニアからすると、環境設定系の記述や編集は、理解が難しく、避けがちですが、少しずつわかってくると楽しいもんですね。

参考記事

[Laravel 5.5] 読み込む.envファイルを環境ごとに切り替える
https://qiita.com/takaday/items/b992c7d8cd69343b6626

Laravelでenvやgetenvで環境変数が読めない現象について
https://qiita.com/hiroykam/items/5f1a44cf94173476a12e