【AWS】EC2におけるwebサーバーの立ち上げで引っかかったこと


1.はじめに

ローカル開発環境で完成したDjangoベースのwebアプリを、公開するにあたり、
CIDRブロックやサブネットと言う単語がわからなかった。
調べたことをまとめるために、本記事にまとめる。

2.参考文献

1.Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版
https://www.amazon.co.jp/Amazon-Web-Services-%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%EF%BC%86%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E6%A7%8B%E7%AF%89-%E6%94%B9%E8%A8%82%E7%89%88-ebook/dp/B06Y5ZSYY4

3.内容

3-1.基本事項

TCP/IP ・・・ インターネット接続で使われているプロトコル。通信先を特定するのに、IPアドレスを使う。
(参考:https://eng-entrance.com/network-tcpip)
IPアドレス ・・・ TCP/IPにおいて、データの通信先を示すもの。IPv4とIPv6があるが、本記事ではIPv4を対象に記載する。ユニークである必要がある。
パブリックIPアドレス ・・・ IPアドレスのうち、インターネット接続で使われている。プロバイダやサーバー事業者から貸与される。

プライベートIPアドレス ・・・ 企業内LANなどで自由に設定できる。インターネットでは使われていないIPアドレス範囲を使う。具体的には以下の通り。
クラスA: 10.0.0.0~10.255.255.255
クラスB: 172.16.0.0~172.31.255.255
クラスC: 192.168.0.0~192.168.255.255
(参考:https://www.atmarkit.co.jp/aig/06network/privateip.html)

IPアドレスは、ネットワーク部とホスト部に分かれる。IPv4の場合、データサイズはネットワーク部とホスト部合わせて32ビット。

3-2.引っかかったポイント(CIDRブロック、Apacheなど)

a)CIDRブロックとは

CIDR表記
192.168.1.0~192.168.1.255の合計256個のアドレスを表記する場合、
ネットワーク部:24ビット。(8ビット✖️3パート)
ホスト部:8ビット
となる。
上記のネットワーク部のデータ長を表記する方法をCIDR表記と呼ぶ。
CIDR表記: 192.168.1.0/24
(参考:https://wa3.i-3-i.info/word11990.html)

(補足)サブネットマスク表記
上記と同じ情報を示すために、サブネットマスク表記と言う手法もある。
192.168.1.0~192.168.1.255の合計256個のアドレスを表記する場合、
サブネットマスク表記: 192.168.1.0/255.255.255.0

上記の記法で決めたIPアドレス範囲を”CIDRブロック”と呼ぶ。
例:
10.0.0.0/16
-> 10.0.0.0 ~ 10.0.255.255

b) httpdとApacheの関係

ApacheとNginxは、Webサーバー機能を持つミドルウェアである。
yumでインストールするhttpdとは、apacheのこと。
具体的には、以下のコマンドで、Apacheをインストールしていることになる。

[User]$ yum install httpd

上記のhttpdとは、apacheの実行ファイルの一つ。

4.所感

・httpdとApacheの関係を知らなかったのは正直恥ずかしい。
・CIDRブロックなどは、AWS上のEC2インスタンスでwebアプリをdeployする手順の理解に非常に役に立った。