【Houdini】Facetオペレータの使い方


参考にしている書籍でFacetオペレータを使っていたのだが、公式サイトには「ポイントの結合やサーフェス法線の統一」「ポリゴンをクリーンナップ」「裏面ポリゴンの向きの変更」など書籍の使われ方とは違った書き方をされていたので、各パラメータについて自分用にまとめる。

Pre-Compute Normals

入力に応じて法線ベクトルが計算され@Nが追加される。

Make Normals Unit Length

入力の法線を規格化(スカラー量を1にする操作)する。

Unique Points

プリミティブの頂点に独立したポイントを追加する。プリミティブの切り分けなどに使われる。

Consolidate

ポイントの結合に関するパラメータ。
1. No Consolidate
ポイントを結合しない。
2. Consolidate Points Slow/Fast
$Distance以内のポイントを結合。
3. Consolidate Normals Slow/Fast
$Distance以内のポイントの法線を平均化。

Use Accurate Distance

目的の範囲内からずれた距離にポイントが動いてしまわないように、ポイント番号の順に結合を実行。

Remove Inline Points

結合したライン上にポイントがあるとき、それらのポイントをポリゴンに含めない。

Orient Polygons

すべてのポリゴンの表裏を揃える。
ポイントが増えたり結合したりする性質上、ポリゴンがねじれたり裏返ったりするので助かる。

Cusp Polygons

エッジ角度が$Cusp Angleを超えたポイントを固有のエッジとして独立させることで、隣接する側面間にハードエッジを作る。

Remove Degenerate

縮退ポリゴンをクリーンアップ。

Make Planar

各ポリゴンのポイントを平面上に乗せて平坦化。
元々平面上にあったポリゴンが逸脱した時に、それらを元に戻せる。

Post-Compute Normals

以上の計算後、法線を計算し、@Nを追加。

Reverse Normals

以上の計算後、すべてのポイント法線の向きを反転。