Amplify Console の Build を CodeBuild から実行する

はじめに

Amplify Console に Deploy されたアプリを、Amplify Console の Auto-build ではなく、CodeBuild から build を実行する方法です。

経緯

2020 年 7 月現在、Amplify Console の build process は、CodePipeline のようにカスタマイズすることができません。

(issueとしては挙がっているようです)

そのため、承認フローを挟む場合は自前の CodeBuild で aws-amplify-cliを使うか、webhooks を使う形になるかと思います。

本記事では、aws-amplify-cli を使って Amplify を既存の CodeBuild 内で実行する方法について解説します。

前提

Amplify, Amplify Console, Codebuild, CodePipeline の使い方については説明しません。
それらのリソースがすでに存在している前提で進めます。

また、Amplify には既に Repository が紐付けられており、 Auto-build が走る状態になっているとします。

設定方法

1. Auto-build を無効化する
   • App settings > General > Action > Disable auto build.
   • 参照: disable automatic builds
2. CodeBuild の buildspec.yml に、aws-amplify-cli を追加する
   • 参照: start-job
   • $YOUR_APP_ID は適宜設定する (Amplify App の ARN の apps の後ろの文字列)

version: 0.2

phases:
  build:
    commands:
      - |
        aws amplify start-job \
          --app-id $YOUR_APP_ID \
          --branch-name develop \
          --job-type RELEASE

最後に

割合かんたんに設定することができました。
ただ、Amplify CLI とは別に aws-amplify-cli があることを知らなかったため、調べるのに時間がかかりました。
Amplify CLI では実現できなかった Amplify Console への Deploy も、aws-amplify-cli でできそうですね......!!