QGroundControlをビルドする


基本的に

通りにビルドすればOKです。Qt初心者だったのでそこから。
Qtはオープンソース版を使っています。
MacOS上での想定です。

まずは、ソースをクローン。

$ git clone https://github.com/mavlink/qgroundcontrol.git --recursive

Qtのアカウントを持っていない場合、先に、Qtのアカウントを作成

以下のCreateから作成。メールのVerificationが必要。

Qtをダウンロード

Mac をダウンロード

インストール

次へを進めば良い。アカウントは先ほどのを利用。

軽微なはまりどころ。

  • QGCは、Qt のバージョンが、5.12.6 しか対応していない(2020/07/12現在)ため、必ずそれを選ぶこと
    • 選択にでない場合、'Archive'のオプションをクリックして、'Filter'すると、出てくる。
  • Qt Charts と、Android ARMv7 (to build Android)を忘れないように。

ビルド、実行

  1. Qt Creator で、qgroundcontrol.pro を開く
  2. 左下のビルドボタンを押す
  3. 緑色の実行ボタンを押す

Custom build

QGCにはカスタムビルドがあります
https://dev.qgroundcontrol.com/en/custom_build/custom_build.html

以下に書かれているREADMEに沿ってビルドします
https://github.com/mavlink/qgroundcontrol/tree/master/custom-example

$ cp -r custom-example custom
$ cd custom
$ python2 update.py # python 2.x 系でないとエラーが出ます

customには、gstreamerが使われているコードがはいっているので、gstreamerを入れます。
1.14.4しかテストしていないらしいので以下を入れます。(試しに、1.16.2を入れたらビルドエラーが出ました)

https://gstreamer.freedesktop.org/data/pkg/osx/1.14.4/gstreamer-1.0-devel-1.14.4-x86_64.pkg
https://gstreamer.freedesktop.org/data/pkg/osx/1.14.4/gstreamer-1.0-1.14.4-x86_64.pkg

README:
https://github.com/mavlink/qgroundcontrol/tree/master/src/VideoReceiver

あとは、Qt Creator を立ち上げ治して、ビルドすればOKです。