AWS小ネタ5選


AWS関係の小ネタを集めました。

Fireshipが「AWSの50のサービス」という動画を出した

「100秒で説明してみた」シリーズで有名なYoutuber Fireshipが「AWSサービス50個を10分で説明してみた」を投稿しました。AWS初期の歴史的な流れがとても勉強になります。EC2が登場したのが2006年。そこからロードバランサーELBが出るまで3年以上かかっている。Elastic beanstalkやLightSailが出てきた理由。Lambdaが出てきたのが2014年(また7年しかたっていない)。初期のデータベースサービスにSimpleDBというものがあった、などなど。明らかにデータベース系のサービスが特に詳しく説明されていて、AI系のサービスなどはかなりざっくりしているところはご愛敬ですが。またFireship特有のシニカルなjokeはこの動画でも光っています。日本語対応なしですが、英語字幕つけて止めながらでも観る価値あり。

SageMakerとS3の連携の楽さ

from sagemaker.session import TrainingInput

train_input = TrainingInput(
    "s3://{}/{}/{}".format(bucket, prefix, "data/train.csv"), content_type="csv"
)
validation_input = TrainingInput(
    "s3://{}/{}/{}".format(bucket, prefix, "data/validation.csv"), content_type="csv"
)

学習用のデータをS3から持ってくる際にSageMaker SDKを使うとこうなります。簡単ですね。

AWS Forumは神

S3やSageMakerよりAWS Forumは素晴らしいサービスです。

日本語版は過疎っているので英語で質問する必要がありますが、英語が苦手な人は質問をできるだけ短い文章をつなげて書くようにしてDeepLに投げればほとんどのケースで意味の通る英語になると思います。筆者もGreengrassやエッジ推論、コンテナ周りで何度もAWS Forum(みんなAWSのスタッフが答えてくれます)に助けてもらいました。

※2021/8/16追記 GreenGrass以外のサービス(例えばSageMakerなど)ではあまりAWSからの返答は無いようです。もともとみんなで教え合うというのがフォーラムのコンセプトなので現状のようにAWSの人だけがアンサーしてるのはAWSが意図していたものじゃ無いことは確かでしょう。今頃どこかでAWSの偉い人が「こんなはずでは・・・」と頭を悩ませていることは確実です。

意外と知られていない良学習リソース

AWSのDeveloperDocumentも良いですが

・リファレンスアーキテクチャ
いろいろなユースケースでのAWSサービスの設計図が150以上あります(英語版の方が多い)。

・AWS クイックスタート
よくあるユースケースと、そのCloudformationテンプレートを集めてあります。

・AWS Blog
ニュース代わりに時々見て気になったものを読むのはあり。英語版はさらに充実しています。

インフラとオートメーション(英語)

機械学習(英語)

IoT(英語)

最近気になったのは、

「ヒュンダイが、SageMakerの並列処理ライブラリーとSageMakerDebuggerによる学習プロセスのデバッグ高速化で、再学習の時間を短縮」や、

「AWS Video Streaming Serviceの使い分け」など。

AWS関係で名前の由来3つ

・MySQLのMyはMySQLの創業者の一人Michaelさんの娘の名前(https://en.wikipedia.org/wiki/MySQL)

・boto3のbotoはアマゾン川に生息するイルカの現地名(ポルトガル語?)

・RedShiftは「Oracle(しばしばBig Redと呼ばれる)からの脱却(Shift away)」という意味が込められている(https://en.wikipedia.org/wiki/Amazon_Redshift)

以上です。