大阪府のコロナ追跡システムを考えてみる1


大阪府のコロナ追跡システムの開発費が80万円と言うことなので、その予算でできるのか考えてみる。
来月(2020年6月)のリリースが納期らしいので、答え合わせも兼ねてそれまでに公開する。
ついでに、システム開発フローの復習もする。

RFP

RFP(提案依頼書)は下記URLとする。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200513-OYT1T50154/

システム概要:店や会場で新コロ感染者が発生した場合に接触者(接触の可能性のある者)に通知を行う

このあたりは想像の範囲。。。
要望:
1.個人情報を扱わない
2.複雑な手順でない
3.利用者が限定されない

予算配分

外注か内製かで大きく変わるが、人件費と機器費用とシステム開発費で計算する。

  • 人件費

    • SE ¥500,000→¥250,000
    • PG ¥400,000→¥200,000

    *すでに予算オーバーだが、半月で半額としてみる。安すぎて怒られそう。。。

  • 機器費用(内製というか自治体のサーバを間借りするのでコストなしと仮定する)

    • Webサーバ ¥0
    • メールサーバ ¥0
    • DBサーバ ¥0

    *サーバ購入だけでHW保守含めると予算飛びますが。。。

  • システム開発費

    • Webサイト相当 ¥350,000

本来であれば、運用コストが発生しますし、開発費も倍以上かかりそうですが、
あくまでやりたいことはメールアドレスの登録と通知なので、簡略化して目を瞑ります。

要件定義

1-1.メールアドレスのみ登録とする(捨て垢で可)
2-1.QRコードを利用する
3ー1.スマートフォン(実際はQRコードを読み取れれば問題ない)を利用する

まとめ

要件定義まではすぐにできた。
台湾や韓国のような位置情報を含めたアプリの導入ではないので、意外と安く済む。

予算配分はめちゃくちゃすぎて、SESやSIerの方々に怒られそう。。。
予算の80万というのも、人件費含めてないかもしれない。