今後、仕事にありつけない(と聞いている)データサイエンティストについて一言


ももちゃんのパパです。

前回は、MLやデータサイエンティストのメンター辞めましたとの記事を書かせていただきました。
色々書きましたが、日本におけるデータサイエンティスト=統計士と勘違いされていることへの警鐘も考えて記します。

「AIで新しいビジネスをしたいのだけど?」

「データサイエンスで分析すれば、儲かるビジネスができるんでしょ」

よく依頼で聞く言葉です(ここまで、よく丸投げできるなぁとも思いますが)。

まず、AIという言葉が「恥ずかしい」。人工知能=AIと考えているから、勝手にやってくれると思っているみたいですが
全くのデタラメですので、ご注意を(特に、某コンサルに騙されている会社はw)

人工知能がAIというのならば、とっくの昔にCOVID-19を解決しています(笑)

イギリスだけでなくブラジル(だったかな?)でも新種が見つかって、またまた新種騒ぎです。
もうAIというのは嫌なので(ターミネータじゃあるまいし)、ML(機械学習)で世界中の方々がCOVID-19についての
発生予測などを分析しています。富嶽くんも動員してますよね?某TVでは、将棋AIで藤井くんの打ち手を予測しては
あーでもないこーでもないと言ってます。それはそれで、使い方は間違っていないです。

では、「MLで新しいビジネスをしたいのだけど?」と言う依頼に対して、答えはありません。
よく依頼で言われるのが「売上高向上」です。
では、質問です。売上高は、何によって構成されて、何によって変動するのか、全て把握されている方手を上げて!!(笑)
依頼した人達に尋ねると「人件費が」とか「品揃えに問題が」とか「営業が努力が足りない!」とか社長言い出した途端
ものすごい険悪な雰囲気が発生して、その場を逃げ出したくなります(笑)

※社長には、「そう思っているなら、何故今になっていうのですか?」と質問したら、色々言い訳はしていましたが、1つとして正解はありませんでした。
答えは簡単、「見ているのは、お客様が商品なりサービスを買って頂いた後の満足した顔でなく
お客様が持っている金しかみてない」だからです。もう、泥棒ですよねw

データサイエンティストは、データ分析のプロです。でも、結果がでないことも多いです。

データサイエンティストは、ベイズ統計学に基づくシミュレーションなどを駆使して分析されていると思います。
AICがどうのとか、色々あるでしょう。しかし、世の中の事象は、全て線形回帰モデルで説明できると誰が言いました?
(イエス・キリストが過去に仰ったならお詫びします)
もう1つ、目的の数値が出たとして、それが合っていることを証明できますか?
日本のデータサイエンティストの大半が、職を失うと言われている理由は、この2つが理由だと思います。

海外のデータサイエンティストは、プロです。生データに関してのプロです。生データが持つ業界知識は、長い間勉強されたり
経験されたりして、半端ない知識をお持ちの方が多いです。結果についての考察も、非常にロジカルかつスマートです。

データサイエンティストは、単なるデータ分析をよく知っている人ではありません。データそのものが何を意味しているのか
深い造詣をお持ちの方々ばかりです。当然、ビジネスのこと=お金の話も解ります。この差は、結果判定には歴然とした差となって現れます。
日本の人は「出ました」、日本以外の人は「出ましたが、こういうデータとの相関関係を考慮すると合っていると推定できる」と説明します。
どちらが、説得力ありますか?

この話、MLにも言えることです。MLのプログラムできます!!と言われても、「そんなプログラムkaggle見れば転がっていますから(笑)」

MLについての話は、次回に記載したいと思います。
尚、文句は色々あると思いますが、「プログラムできたらデータサイエンティスト」は、間違いですよ(笑)