Cygwinインストールメモ: ssh, X window, C++, Emacs


Cygwinインストール時に選択するパッケージのメモ.

sshとXwindow関連

  • Net
    • openssh
  • X11
    • xorg-server
    • xinit
    • xorg-docs
    • xlaunch
    • font-jis-misc

※容量を気にしない場合は, Net, X11をまるごとインストールすればよい.

これらをインストールすることで, ssh(ログイン), scp(ファイル転送), X window(画面転送)が使えるようになる.

X windowを使うときの注意

インストール後, xlaunch.exeを起動すれば, xtermssh -Yすることで, 画面転送できるが, xtermは日本語に弱いので, 次のようにCygwin terminalでX windowを使えるようにしておくとよい.

Cygwinの設定ファイル~/.bashrcに次を追加する.

export DISPLAY=:0.0

ログイン

ターミナルで
ssh アカウント名@アドレス
と打てば接続できる.

この状態では, ターミナル以外の画面の生成はできない. (emacs &などで失敗する. )
画面を転送したいときは, 次のようにする.
ssh -Y アカウント名@アドレス
Yオプションをつけることで, 画面をこちらへ転送することが可能になる.

画面の生成を手助けするソフトウェアは, 上で説明したxlaunch.
このsshをする前にxlaunchを起動しておく必要がある.

cygwinターミナルでxlaunch &と入力し, 窓が閉じるまでEnterで進めていく. (または, Windowsの検索窓からxlaunchを呼んでもよい. )
その後, 上記のYオプションでsshログインし,
xeyes &
などと入力すれば, 画面の生成が確認できる.

ここで失敗する場合は, 上記の設定を正しく行っていない可能性あるため要確認.
画面の生成は便利だが, 非常に遅いため, ファイラーやテキストエディタなどは,
nautilus & emacs &とやるよりも, ターミナル上での操作ls emacs -nwに慣れたほうがよい.

C++関連

  • Devel
    • gcc-core
    • gcc-g++
    • gdb
    • make

統合開発環境Netbeans, Eclipseとの連携もできる.

Emacs

インストールパッケージは以下の通り.

  • Editors
    • emacs : emacs本体.
    • emacs-w32 : emacsをウィンドウで使いたい場合. ターミナルUserは不要.
    • emacs-anthy : 日本語入力Anthyを使うためのもの.
  • Text
    • anthy : 日本語入力. emacsのデフォルトの日本語入力は変換がいまいち.

Emacs上での日本語入力の変換は, Ctrl + \でできる.
OSの日本語入力IMEを使いたい場合は, ターミナル上でEmacsを開くか, それ用のショートカットを作っておくとよい.
C:\cygwin64\bin\mintty.exe -t emacs -e bash -c "cd ~;emacs -nw"

その他

  • コマンドをcmdでも使えるようにする
    • 環境変数PATHC:\cygwin64\binを追加
  • ホームを変える
    • 環境変数にHOMEを追加
  • フォント変更
    • Cygwinターミナルを開いた後Alt + SpaceのOptionsから
  • 右クリックにCygwinターミナルを追加する
    • chereインストール
    • chere -ian -e "Bash Here(&B)" -t mintty実行 (管理者権限必要)
  • タブ化, Anaconda利用
  • topコマンドを使う
    • procps-ngインストール
  • コマンドでパッケージインストール
    • apt-cyg
    • zip展開後, install apt-cyg /bin
  • gitを使う
    • gitインストール
    • bash-completionインストール (入力補完)

CygwinターミナルでのコピペはCtrl + Ins, Shift + Ins.