初心者がconohaでVPSを借りてnginxでphpページを公開するまで -mariaDB・DBeaver編-


mariaDBとDBeaverでデータベースを扱う

1:最新のmariaDBをインストールする

#root権限で以下の作業を実行する
sudo -s

#aptの一覧にmariaDBを追加する
curl -sS https://downloads.mariadb.com/MariaDB/mariadb_repo_setup | sudo bash

#aptの一覧の更新
apt-get update

#aptの一覧からmariaDBの最新のバージョンを確認(今回は10.4だった)
apt list|grep -i mariadb-server

#mariaDBをaptでインストール
apt install mariadb-server-10.4

2:mariaDBのセットアップをする

#root権限で以下の作業を実行する
sudo -s

#mariaDBのセットアップを開始する
mysql_secure_installation
→基本的には[Y]または[Enter]でセットアップを進めてOK
→ただし、「New password」と「Re-enter new password」ではrootに設定したいパスワードを入力すること。

#文字コードを変更する
vi /etc/mysql/mariadb.cnf
→ character-set-server の値を utf8mb4 に

#DBeaverと繋がるように設定する
vi /etc/mysql/my.cnf
→ bind-address をコメントアウトする

#mariaDBを再起動して設定を反映させる
systemctl restart mariadb

3:mariaDBのユーザーの追加と権限の設定をする

/*root権限で以下の作業を実行する*/
sudo -s

/*mariaDBにログインする*/
mariadb

/*DBeaverで利用するユーザーを追加する。*/
CREATE USER 'ユーザー名'@'%' IDENTIFIED BY 'パスワード';

/*ユーザーの権限を変更する*/
GRANT all ON *.* 'ユーザー名'@'%' IDENTIFIED BY 'パスワード';

/*mariaDBからログアウトする*/
QUIT

ユーザーの追加をする際にホストを'%'ではなく'localhost'にしてしまうと
DBeaverで接続できなくなります。

4:DBeaverで接続する

https://dbeaver.io/
にアクセスしてDBeaverのインストーラーをダウンロード。
そしてインストーラーを起動して、ガイド通りにインストールしてください。

DBeaverを起動すると接続設定ウィンドウが開かれると思うので
まずはデータベースの設定を入力する。

入力し終わったら「ネットワーク」→「SSHTunnel」のタブに移動して
今度はSSHの設定を入力していく。

入力し終わったら接続テストをして完了!

EX:DBeaverが接続テストエラーを吐く…

0 byte from 4というようなエラーが出る場合は
mariaDBの設定ファイルである /etc/mysql/my.cnf の中の
bind-addressをコメントアウトしていない可能性が高い。

・データベースに接続できなかったぜ!みたいなエラーが出る場合は
mariaDBのユーザー追加の時にホストを'%'にしていない可能性が高い。

これでデータベースを扱える

…ハズ。
初心者はデータベースのユーザーのホスト指定が重要だなんて知らないので要注意!