Webサービスの全体像


Webサービスとは

Webサービスとは、インターネットを利用したサービス。

・画面に情報が表示されている
・情報は最新の状態が更新されている
・全世界中の人と同じ情報を共有できている

ex) Youtube, Twitterなど

では、なぜこのようなことが可能なのか?

Webサービスの仕組み

Webシステムとは、

・あなたのPC、スマホ :クライアント側
・サーバ(業務用コンピュータ):サーバ側

が通信することで情報を取得し、成り立っています。

具体的には、

・リクエスト:あなたのPC、スマホ→サーバ に情報を送ってほしいと依頼すること
・レスポンス:サーバ→あなたのPC、スマホ に情報を送り返して応答すること

この2つの作業を行うことで、情報の通信を可能にしています。

あなたのPC、スマホ画面にサイトの情報が映るのは、サーバが応答してくれた情報のレスポンスが表示されているからとなります。どんなWebサービスでも、このリクエストとレスポンスの連続で成り立っています。

※AWSでは、EC2というサーバを借りて、あなたの自由に操作できます。

しかし、リクエストはどこに送られているのでしょうか?
おそらくそれぞれのWebサービスのサーバを表す住所のようなものがあるはずです。

IPアドレス

インターネットの世界にもコンピュータがここにありますよという
住所のようなものが存在します。

それが、IPアドレスです。

IPアドレスは、

・インターネット上の住所を表したもの
・数字を4つのブロックに分けた形式

IPアドレスがあるおかげで、
リクエストに対してレスポンスができるWebサービスが成り立っています。

サーバには、それぞれ個別のIPアドレスが割り当てられています。
よって、クライアントは目的のサーバにリクエストを送ることができます。

しかし、IPアドレスは数字なので、それを見ただけでは一目で何のWebサービスのサーバなのかも分からないし、覚えたり管理するのが大変です。

ドメイン

そこで私たちは、「youtube.com」「twitter.com 」などの英数字のURLを
使用してサイトにアクセスしています。

この英数字のURLを、ドメインと言います。

しかし、ドメイン名だけではアクセスはできません。
必ずIPアドレスが必要になります。
ではドメイン名にアクセスしているのに、なぜサーバのIPアドレスを
取得できているのでしょうか?

DNS

それはドメインとIPアドレスを対応付けさせることで、
世界中のPCからサイトにアクセスすることを可能にしたからです。

それが、DNSとなります。

DNSは、電話帳のようなもので
「このドメインは、このIPアドレスだよっ」という対応表が載っています。

このドメインからIPアドレスを導き出すことを、名前解決と言います。
この名前解決を行うサーバのことを、DNSサーバーと言います。

よってサイトにアクセスするときは、

⓵DNSサーバーで、ドメイン名→IPアドレス に変換する
⓶DNSからWebシステムのサーバーに通信する

この2段階処理を行っています。

つまり、
あなたのPC、スマホ → DNS(サーバー)→ Webシステムのサーバー
というような流れで情報通信が行われていることになります。

※AWSでEC2を立ち上げると、自動的にドメインとIPアドレスが割り振られます。
 このドメインとIPアドレスが、自動的にAWSのRoute53(DNSサーバー)に登録されるため、
 EC2にアクセスするためには、IPアドレスとドメインどちらでも可能になります。