Webエンジニアなら知っておきたい基礎用語


はじめに

エンジニアは日々様々な専門用語飛び交う開発現場で作業を行います。
ベテランのエンジニアの方であれば母国語のごとく無意識に扱うことのできる用語たちも駆け出しエンジニアにとってはまるで魔法か異国後かといったように聞こえることも多々あることではないかと思います。

今回はエンジニアとして活動を始めて3ヶ月経過した私が特によく耳にする、もしくは知っておいた方がいいだろうと判断した『Webサイト制作・改善』に関する用語を解説も交えながら紹介していこうと思います。
なお今回紹介する用語はこちらの『支持される Webデザイン事例集』 を参考にさせていただきました。

対象者

・最近Web業界に参入したばかりの駆け出しエンジニアの方
・個人でWebサイトやブログを運営している方
・将来的にWebエンジニアになりたいと思っている方
・単純にWebサイトに関連するワードを知りたい方

Webサイト 関連用語

トラッキング

日本語で『追跡』という意味の単語。Webサイト上の様々な情報を数値をもとに追跡できるようにすることを指す。

LP(ランディングページ)

ユーザーがサイトにアクセスした際に最初に表示されるページのこと。
もしくは広告などからユーザーがランディング(アクセス)した際に、特定のアクションをしてもらうことのみを目的として制作されたサイト

ファーストビュー

PC/スマホでサイトにアクセスした際に最初に見える画面のこと。各ページにおいて最もみられる最重要エリア。

グロースハック

様々なサイト改善手法を用いて効率的に効果を出すこと。
グロースハックを実施する人たちを『グロースハッカー』と呼ぶ。

CPA

『Cost Per Acquisition』の略称。『顧客獲得単価』のこと。
1人の新規顧客を獲得するのにかかる費用(広告費・人件費等)を指す。

CVR

『Conversion Rate』の略称。『獲得率』のこと。
特定のページにおいて運営側が期待するアクションを、ユーザーが行う率のことを指す。(会員登録ボタンのクリックなど)

LTV

『Life Time Value』の略称。『顧客生涯価値』のこと。
1人のユーザーが1サービスに対して支払う総金額の平均値のこと。

UI

『User Interface』の略称。『製品(サービス)とユーザー(利用者)の接点』のこと。
Webサイト・スマホアプリにおいて『見た目・使いやすさ』を指す単語として使用されることが多い。

UX

『User Experience』の略称。『顧客体験』のこと。
『サービスを通じて得られる全てのユーザー体験』を指す。

UIとUXの違い

UXは『1つのサービス(商品)全体を通して得られる体験』のこと。
例:高級ブランドの時計を身につけることにより得られる幸福感や満足感。
UIは『サービス(商品)の見た目や使いやすさ』のこと。
例:説明書を読まなくても使い方がわかる扱いやすさ。伝えたいことが1目でわかるWebサイト。

DMP

『Data Management Platform』の略称。
顧客に関する様々な情報を活用し、広告配信やサイト改善などの効率化に利用できる機能を持つプラットフォーム・サービスのこと。

CRM

『Customer Relationship Management』の略称。
顧客との継続的な関係を築くために、顧客情報や関係性を管理しより強固な関係性作りのための施策を実施するマネジメント手法の総称。

KPI

『Key Performance Indicator』の略称。『重要業績評価指標』のこと。
企業やチーム・個人の取り組みを評価するために設定される目標のこと。

KGI

『Key Goal Indicator』の略称。『重要目標評価指標』のこと。
企業の掲げる目標・目的を達成するために設定される指標のこと。

EC

『Electronic Commerce』の略称。『電子商取引』のこと。
インターネット上で行われる全ての商品やサービスの売買を指す。

SPA

『Single Page Application』の略称。
単一のWebページでコンテンツ切り替えを行うことで、ページ遷移の必要がなく、ブラウザの挙動に縛られないWeb表現を可能にする設計構造の名称。

UU

『Unique User』の略称。『ユニークユーザー』のこと。
サイトに訪れた『本当のユーザー数』を指す点がPV数やセッション数と異なる点。
具体例:1人のユーザーがあるサイトを1日にスマホで5ページ、PCで10ページ閲覧した場合
PV数 = 15
セッション数 = 2
日間UU = 1

SEO

『Search Engine Optimize』の略称。『検索エンジン最適化』のこと。
検索エンジン(Google・Yahoo)で検索した際に、検索結果画面の上位に表示される為に行う様々な施策を指す。

まとめ

エンジニアは特に覚えなければならない用語が多く、新しい用語も次から次に出てくるので言葉を覚えるのが非常に大変です。
しかし多くの用語を正しい理解で記憶することが出来れば、エンジニアとして仕事をしていくための武器を増やすことにつながります。

まずは自分なりの覚えやすい方法で少しずつ知識の引き出しと中身を増やし、様々な状況に対応できる強いエンジニアを目指しましょう!
特にアルファベット3文字の用語は多すぎてわけが分からなくなるので、略される前の英単語とその意味で記憶するのが覚えやすいそうです。

参考文献

この記事は以下の情報を参考にして執筆しました。
『支持される Webデザイン事例集』