未経験エンジニア・就職活動の感想
今年度30歳になる者です。7年程社会人をやってました(銀行営業5年→ベンチャー財務経理2年)。
色々考え、「そうだエンジニアになろう」と思い退職、テックキャンプに通った後に就職活動をしていました。
12月から働くことになったので、転職活動の色々を雑に振り返りたいと思います。
1.就活の流れ
2020/7末にテックキャンプを卒業、その後11月中旬に内定をもらった会社で働くことにしました。
色々あって9月丸々1ヶ月就活してなかったので比較的ゆっくり動いてたと思います(爆速でお金なくなってめっちゃ焦った)
就活自体はどんなだったかというと、書類応募27社、面接実施9社、面接落ち3社、面接途中辞退3社、内定3社(自社開発2社、自社+受託1社)という感じでした。
年齢が29歳ということでどうかな?という感じだったのですが結論30超えてなければ年齢ハードルはそんな高くないかなという印象でした。
逆に30超えてる人は大変かもなあ・・・、という風に年齢が結構重要な指標として見られてる感じはありました。
2.テックキャンプの感想
パラパラと思うことを書き殴っていきます。
・結論として行ってよかった。
・最近ちまたで言われてる様に、教材がその他の物に比べて圧倒的に優位性がある、とかではない(というかテックキャンプ自体もそこに絶対的な価値をPRしてないと思う)
・とはいえ、テックキャンプの教材が悪いというわけではない。「良い物の中の一つ」というイメージ。
・ガチの初学者は学ぶこと自体よりもロードマップを作ることの方がどうしていいかわからない。のでその時間や効率をお金で買ったと思っている。
・入るなら事前にProgateは絶対にやっておいた方がいい。やってればカリキュラムは別に余裕やんけ、という感じで進められるが、入学してから本当に生まれて初めてコードを書くとすればあのカリキュラムは結構きついと思う。
結果理解度を低く進めてしまうリスクがあるのでProgateくらいはマジでやっておいた方がいい。精神衛生上も良い。
・コロナでリモートでやってたせいで絡み薄めだったけど、普通にスクールの同期で気の合う人もそれなりにいるので出会えてよかった。境遇が一緒の友人はいた方が精神衛生上良い。
・メンターにいつでも聞けるのはありがたいこと。ただし個人アプリについては聞けない。
また、メンターの質はマジでピンキリ。酷い人には何回か怒ってしまった(すいませんでした)。
でもたまーに感動するくらい凄いなあって人もいた。
これは個人的な感想なのですが、そもそも技術が高いか低いかなんていう見極めはレベル1の僕にはできないので、単に質問対応力の所の高い低いがあったのかなーと思います。
こちらの前提の状況説明をちゃんと聞かず「だからそれはやらなくていいと思うんだけど・・・」みたいのをやり続けて時間食っちゃう人とかたまにいて、「僕が最初に言ったこの説明で、その行為は不要ということにならないんでしょうか?」みたいに聞いたら「なります・・・すいません・・・」みたいのとかあってそれはないなあと思ってました。コミュ力の問題。
あとは解決した後に「これ例えば前提がこういう風に違った場合こうなるんすかね?」みたいな質問はパパッと答えてくれる人半分、「それはカリキュラムにないので大丈夫です!」と返してくる人半分というイメージでした。いや大丈夫じゃなくて知りたいんですと思ったけどまあ諦めてました。
・シンプルに「この人良いなあ」って思うメンターさんは、大体が「ほら動かしてみたらこうじゃないですか」ってやってみて確かめるスタンスなのをみてて、「そうか、まず自分で動かして試すべきだよなどう考えても」と改めて気づかされたのでそれはとてもよかったです。
・ライフコーチ(いわゆるメンター)はシンプルに良い人たちでした。僕は特段必要としませんでしたが人によっては結構相談とかしてたみたいです。
・求人は意外といいのもあるなという印象でした。実際そこから決まったし。正直入学する前はあんまり求人には期待してなかったのですが、想像を超えて良い感じでした。
・キャリアアドバイザーの人は結構熱心に対応してくれましたし、調べて欲しいことはスラックで聞くとかなり迅速になんでも調べてくれたので感謝してます。定量的な話だけじゃなくニュアンスの部分とかもなるべく確認してくれててありがたかったです。
テックキャンプ高いの?問題について
単に60数万という金額は、大体の人間にとって絶対額として高いと思います。
なのでその後の結果に満足がいけばまあいいかとなるし、いかなかったら高いという不満が残るのではないでしょうか。
僕は高いと思いつつも時間の価値の方が大事な年齢だったのでしゃあねえかという感じでしたし、結果テックキャンプ求人でめちゃくちゃいいなあと思った会社に入れるので全然いいわと思ってるのですが自分自身結果論な気がします。
ただ、もう入っちゃったんなら高いなあと思うよりは最大限役立てるにはどうすればいいか?を考えた方が生産的だと思います。
3.就活感想
本当にパラパラ書いてきます。
・新卒以来初めてちゃんと就活したけど楽しかった。自分の考えを整理するいいきっかけになった。
・基本的には「自分がなぜ何をしたいと思っているのか」、「それがなぜこの会社で働く理由になるのか」をひたすら説得力を持って話すだけやなという感じ。
・なのでその部分て個人的にはキャリアチェンジをしようと考えた時点でもう見えてる話だと思っています。
あわてて見つけるものではない。軸が大事とはそういうこと。
・技術力は大事だが、めちゃくちゃポートフォリオがみられているかというとどうなんだろ??という感想。
凄いにこしたことはないんだけどね。僕は基本的なCRUD機能のアプリをdocker環境で動かしてただけです。ビューとかもくそ適当でした。
・どちらかというと、「なぜdockerを入れたのか?」とか、「何を学んできて、今何を学んでいるのか、それはなぜそうしているのか」の話を熱心にしました。
・どうせ技術的に大したことなんか出来ないんだから、自分で目的を決めて、そのために何をすればいいのかを決めてやってますというアピールをするべきかなあと思ったからです。
・ただ一社だけ「年齢に対して技術力が低い」という理由で落ちたので、まあ高いにこしたことはないですねそりゃ。
・年齢ハードルは30超えの人には本当にあると思います。29歳はマジでギリセーフでした。
・とはいえ学習ポテンシャルという面では若い人たちにまず勝てないので、今までのキャリアスキルx技術面のポテンシャルという掛け算のアピールをしてました。これが29歳の戦い方だったなあと思ってます。
・実際内定もらった会社はこれまでのキャリアからできる業務についてもやってほしい!みたいな会社だったのでお互いドストライクな感じでした。また、年収をある程度最初からあげようとしたらそこがマッチしないと無理だと思います。
・完全にポテンシャル部分だけで年収が上がることはあんまないんじゃないかなあ・・・(十分な年収を払えるしっかりした会社は、しっかりした情報系の大学を出て勉強してきた新卒を取れるわけで、その人たちにポテンシャル面でかとうとしてもかなり茨の道なので・・・出来た人はほんとすごい)
・今回内定もらったとこはどこも希望年収よりは高く提示してくれたのですが、それは今までのキャリアに対する評価ありきだなあとどこも感じました。
・あとはまあ、29歳というそこそこの年齢での大きな意思決定、かつ妻帯者であるということで「半端な覚悟でトライしてませんよ」という凄みは伝わってたと思います。そこらへんは逆に年齢をうまく使いました。実際簡単に退路を作れない状況ではあるので。
・まとめると「自分がどうしたいかをブラさない」、「その上で自分がどう見られてるかを客観的に分析」、「なにを見せれば企業にとってメリットがあると思われるのかを考える」という3つをひたすらやってくだけだと思います。
また、メンタルがゆらぐと軸はブレるので心を可能な限り穏やかに保ちましょう。
4.最後に
就職するよりこの職種で働き続ける方がめちゃくちゃ大変だよなあと思ってます。
さすがに歳を取ったので新卒の時の様に散々イキって成果がでなくて鼻っ柱をぼっこぼこにへし折られる、みたいなことはないのですが、逆になりふりを構ってしまう歳になってきたので常に自分が良い方向にいられる状態や環境に身を置くことを意識しながら頑張っていきたいと思います。
今度から技術的な話をたくさんしてくようにするぞーー。
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