未経験からSESに転職するまでの話


どうも、ねこきち(@nekokichi1_yos2)です。

今年の1月から始めたエンジニア転職を始め、2月10日にSESから内定をいただきました。

もしあなたが転職を考えているなら、僕と同じ失敗を起こして欲しくありません。

そこで、今回の転職活動で経験したことを書き記していきます。

僕のステータス

  • 大学中退
  • 3つのアルバイト経験
  • 正社員経験なし
  • 使用言語:Swift
  • 経験技術:Xcode, Swift, Realm, Firebase, RxSwift(入門書を読んだだけ), Bitrise, GitHub
  • 数年間、独学でSwiftを学習
  • 3本のアプリをリリース
  • はてなブログ、Qiitaでアウトプット

応募開始〜内定のスケジュール

2020/12/30
転職活動開始

2021/12/30 ~ 2021/1/15
自社開発、受託開発の企業に応募

2021/1/15 ~ 2021/2/9
SESや未経験可の求人に応募

2021/2/10
内定

応募数

  • 応募総数:78
  • doda:12社(面接 3社)
  • エン転職:29社(面接 12社)
  • Wantedly:11社(面接 3社)
  • Green:18社(面接 1社)
  • 企業HP:8社(面接 1社)

利用した転職媒体

Green

メリット
・自社、受託が多い
・返信率が高い
デメリット
・書類通過率がとても低い
・未経験枠が少ない

企業からの返信率は100%です。

合否にかかわらず、必ず返信が返ってきます。

しかし、即戦力を求めているのか、未経験可の求人でも、書類選考で落とされます。

Wantedly

メリット
・自社、受託が多い
・Green以上に個性的な企業が多い
デメリット
・返信率がとても低い
・未経験枠が少ない

Greenよりも自社と受託の求人数が多く、モダンな技術を扱ったり、オフィスがきれいなど、魅力的なベンチャーばかりです。

しかし、応募してもほとんどは無視されるので、とにかくメッセージを送る必要があります。

doda

メリット
・未経験優遇の求人が多い
デメリット
・自社、受託の求人が少ない

異業種の求人も扱ってるからか、未経験可の求人が多いです。

特にSESの求人が大半で、自社や受託は全然ありませんでした。

エン転職

メリット
・未経験優遇の求人が多い
・口コミ、人事のコメントなどが載っている
・条件、業務内容がしっかり記載されている
デメリット
・自社、受託の求人が少ない

エン転職の企業様から、私は内定をいただきました。

求人数や未経験可な点も、dodaと似ていますが、dodaよりもおすすめです。

なぜなら、第3者のコメントが載っているからです。

特に、下記のコメントは、企業選びで参考になります
・社員や役員のメッセージ
・エン転職が取材した際の印象

企業の中身や雰囲気がわかるので、自分に合った企業を見つけられます。

利用した転職エージェント

ワークポート

自社開発やiOSアプリ開発の求人もありましたが、全体に比べてごく少数でした。

エージェントなので、担当者が応募や選考の手続きを行っていただけるのは利点です。

他にも、
・書類の添削
・面接のアドバイス
・キャリア相談
を実施していただけました。

案件も自社からSESまで幅広いので、もっと活用すべきだったと後悔しています。

DYM就職

第二新卒・既卒・フリーターを対象としたエージェントです。

良かった点として、
・レスポンスが早い
・SNSで担当者とやりとり
・面談後に未経験可の求人を紹介
・面接のセリフを添削
など、親身に対応していただけました。

ただし、案件は担当者からの紹介だけです。

また、ソフトウェア開発の求人が少なく、IT全般の求人が紹介されます。

なので、全落ちした場合の手段として利用しましょう。

面接で聞かれたこと

  • 自己紹介
  • なぜエンジニアを目指そうと思ったのか
  • ブランク期間は何をしていたか
  • なぜ大学を辞めたのか
  • これまで働いた職場の説明
  • 過去の職場で何を経験したか
  • 同じ職場を長く勤められた理由
  • 使用できる言語、ツール
  • 今は何をしているか
  • 作ったポートフォリオの説明
  • これまでの挫折、どう克服したか
  • 自分の強み、弱み
  • 入社後、〇〇をやってと言われたらやるか
  • 口頭での○×問題

1番上がよく聞かれた、1番下があまり聞かれなかった質問です。

志望動機はどう書いたか

応募する企業の価値観や社内文化に共感したと伝わるように書きました。

志望動機には
・求人やHPで共感した点
・入社後に実現したいこと
・自分がどう貢献できるか
を含めていました。

注意点として、応募先で得られるメリットだけを書くのは避けましょう。

私はライバルが少ないアプリ業界で活躍するため、学生時代から独学を続けてきました。貴社ではiOSアプリの受託開発を行っており、0から作る経験ができると思いました。ぜひ、貴社のもとで実務経験を積み、アプリエンジニアになろうと思います。

企業は、ポテンシャルがあり、長く勤めてくれそうな人を採用したいはずです。

なので、
・どこに共感したか
・どこに興味を持ったか
・どんな形で貢献できるか
・役立てる価値観、経験はあるか
を含めた方が、会社を深く見ていることが伝わります。

(あくまで僕の主観です。)

不採用の理由

  • スキルが足りなかった
  • 活躍できるポジションがなかった
  • 未経験を育てる環境が整ってない

東京でも、ほとんどの会社は潰れてるようです。
(転職エージェントが言っていた)

リモートワーク体制なので教育できる仕組みがない、と不採用になった企業もありました。

転職活動でやった方がいいこと

書類の添削を受ける

応募する前に、履歴書と職務経歴書の添削を受けましょう。

私はマイナビ転職の添削サービスを使用しました。
https://tenshoku.mynavi.jp/coach/

こちらは、マイページで登録した履歴書等の全項目を添削してくれます。

添削を担当した方の名前が載ってたり、どう修正すべきかを指摘してくれるので、非常におすすめです。

転職エージェントの場合、担当者が忙しくて、じっくり添削してくれないことがあります。

なので、転職サイトの添削サービスを使う方が無難です。

面接の練習

1人で行うのも良いですが、出来れば、誰かと模擬面接を行いましょう。

もちろん、話す内容や言い方の練習は、1人でも出来ます。

しかし、模擬面接は本番と同じ雰囲気なので、
・表情
・目線
・受け答え
・話す内容
を指摘していただけるので、とても参考になります。

僕は、オンラインサロンのメンバーに模擬面接を実施していただけました。

結果、面接で何を意識すべきかを知り、面接ではっきりと受け答えができました。

エンジニア向けのオンラインサロンでは、転職やキャリアの相談に付き合ってくれる所もあるので、利用をおすすめします。

面接官のタイプで面接のセリフを変える

面接の担当者がエンジニアとは限りません。

もちろん、自社や受託の企業だと、エンジニアやエンジニア経験のある方がほとんどでした。

しかし、人事部の方や、エンジニア経験のない方が担当することもあります。

実際、未経験歓迎を謳う企業では、技術的なことは全く聞かれませんでした。

SESにも応募するつもりならば、エンジニア/非エンジニア、で話す内容を用意しましょう。

やっておけば良かったこと

面接官に気になることを質問

面接官に質問すれば、求人や企業HPからは得られない情報が手に入ります。

例えば、
・入社後の研修
・試用期間中の業務内容
・希望する分野の案件に携われるか
など。

事前に情報を知っていれば、内定先選びで迷うことがありません。

また、入社後の業務内容を把握しておけば、入社までにやることが明確になります。
(例:業務で使用するプログラミング言語)

面接官と雑談する

カジュアル面談のように、面接で雑談ができそうなら、ぜひしましょう。

雑談と言っても、技術的なことから、世間的なことでも構いません。

実際の面接では、面接官が雑談を提案する場合もあるので、積極的に言葉を交わしましょう。

僕の場合、
・結論から話す
・端的に話す
・無駄な質問はしない
を過剰に意識していました。

結果、面接後にもっと話しておけばよかったと後悔しました。

もちろん、聞かれたことに対して、的確に答えるのは重要です。

ただ、面接官も同じ人間なので、どうせなら好印象を抱かせた方が有利になると思います。

応募企業の幅を広げる

転職活動を始める前に、応募先をいくつかピックアップしましょう。

なぜなら、第1志望が不採用だった時のリスクを回避するためです。

独学の経験やポートフォリオを揃えても、必ず受かる保証はありません。

特に自社や受託の企業は
・即戦力を募集
・応募者が多数
・未経験の枠が少ない
など、書類選考を通過するだけでも困難です。

なので、志望する分野だけに応募するのは、非常に危険です。

もし何十社も受けて内定が出ないと、応募する気力が無くなるほど、精神的なダメージを食らってしまいます。
(僕がまさにそうでした)

だからこそ、第1志望、第2志望が落ちた場合の選択肢を用意しましょう。

第1志望はレベルの高い企業を、第2希望は条件を妥協した企業を、第3志望は未経験でも採用枠が広い企業を選びます。

例えば、使用技術の場合は
・第1志望:Swift
・第2志望:Java,Python
・第3志望:C言語,RPA

また、業務内容に関しても
・第1志望:ソフトウェア開発
・第2志望:ハードウェア開発
・第3志望:インフラ、品質管理

上記の通りに選択肢を設けることで、不採用が続いても、次にどうするかが決まってるので、焦ることも不安になることもありません。

ただし、第1志望と第3志望を同時に応募するのはお勧めしません。

もし、第1志望の結果待ちが複数あり、第3志望で内定が出た場合、どうしますか?

第3志望の内定を蹴って第1志望にこだわるか、安全を考えて第3志望の内定を選ぶか、どちらか選べますか?

はっきり言って、コロナ下のエンジニア転職は狭き門です。

内定を1つ勝ち取るだけでも苦労しますし、2つ以上も勝ち取れる保証は薄いです。

万が一、内定を蹴ってしまったら、2度と内定を得られない可能性も十分にあります。

なので、後悔のない内定を得るためにも、第1志望が全て不採用だったら、第2志望といった形で応募しましょう。

まとめ

現在、エンジニアを目指す人が増加し、コロナの影響で未経験の枠が減り、エンジニア転職はレッドオーシャンです。

僕はプログラミング以外に特技がなく、絶対にエンジニアになろうと決意できたから、何とか内定まで粘れました。

オンラインサロンでも、異業種からエンジニア転職に成功するなど、転職は不可能ではありません。

なので、諦めず、最後まで頑張っていただきたいなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。