最低限覚えておきたいwindowsコマンド


「初心者でもこれ知らんとヤバいぞ」といわれるwindowsコマンドをまとめましたヽ(´ω`=´ω`)ノ

cd

cdコマンドはカレントディレクトリの変更や表示をすることができます。
cd:change directory

cd 引数なしでカレントディレクトリを表示します。

cd D: 引数にドライブ名を指定すると、そのドライブにおけるカレントディレクトリを表示します。

cd.. カレントディレクトリの親ディレクトリに移動します。

cd..\.. 親の親のディレクトリに移動します。

cd ディレクトリ名 指定したディレクトリをカレントディレクトリに変更します。

cls

clsコマンドはコマンドプロンプト画面をクリアします。
cls:clear the screen

cls 引数やオプションはありません。

copy

copyコマンドは指定したファイルを指定した場所にコピーします。

copy コピー元 コピー先 一つのファイルをコピーします。

copy コピー元1+コピー元2 コピー先 複数のファイルを結合してコピーを作成します。

コピー元ファイルとコピー先ファイルが異なるディレクトリである場合、相対パスか絶対パスで指定します。

copy ..\test.txt a.txt 相対パスで指定

copy C:\test\test.txt a.txt 絶対パスで指定

コピー先ファイル名が既に存在するファイル名であった場合は下記の通り表示されます。

copy test.txt test2.txt
test2.txt を上書きしますか? (Yes/No/All):

del

delコマンドは一つ以上のファイルを削除します。
del:delete

del ファイル名 一つのファイルを削除します。

del ファイル名,ファイル名 複数のファイルを削除する場合、スペース・カンマ・セミコロンいずれかで区切り指定します。

削除したいファイルが異なるディレクトリである場合、相対パスか絶対パスで指定します。

copy ..\test.txt 相対パスで指定

copy C:\test\test.txt 絶対パスで指定

dir

ファイル名やフォルダ名の一覧を表示します。
dir:directory

dir

表示結果
C:\Users>dir
 ドライブ C のボリューム ラベルは Windows です
 ボリューム シリアル番号は 8C08-76B5 です

 C:\Users\tomioka-y5\Desktop\JavaScript のディレクトリ

2020/03/01  14:31    <DIR>          .
2020/03/01  14:31    <DIR>          ..
2020/03/01  14:00    <DIR>          command
2020/02/23  14:33               361 index.html
2020/02/23  14:24                25 main.css
2020/02/23  14:35               155 main.js
2020/03/01  13:33                 0 test.txt
2020/03/01  13:33                 0 test2.txt
2020/03/01  14:31                 1 test3.txt
               6 個のファイル                 542 バイト
               3 個のディレクトリ  901,470,429,184 バイトの空き領域

md

mdコマンドは新たにディレクトリを作成します。
md:make directory

md ディレクトリ名 作成したいディレクトリ名を指定します。

異なるディレクトリに作成したい場合、相対パスか絶対パスで指定します。

md ..\test 相対パスで指定

md C:\test 絶対パスで指定

move

指定したディレクトリにファイルを移動します。

move ファイル名 ディレクトリ名 移動したいファイル名と移動先のディレクトリ名を指定します。

異なるディレクトリに移動したいファイルが存在する場合は、相対パスか絶対パスでファイル名を指定します。

move ..\test.txt 相対パスで指定

move C:\test.txt c:\bat 絶対パスで指定

netstat

netstatコマンドは、TCP,UDP通信の状況を一覧表示します。

TCP...送ったデータが相手に届いたかをその都度確認しながら通信するやり方で、安全性重視な通信プロトコル(信頼性高・速度遅)
UDP...送ったデータが相手に届いているか確認しない、スピード重視の通信プロトコル(信頼性低・速度速)

netstat

表示結果
  プロトコル  ローカル アドレス         外部アドレス            状態
  TCP         00.000.0.0:00000       000.000.000.000:https  ESTABLISHED
  TCP         00.000.0.0:00001       000.000.000.001:https  ESTABLISHED
  TCP         00.000.0.0:00002       000.000.000.002:https  TIME_WAIT
  TCP         00.000.0.0:00003       000.000.000.003:https  ESTABLISHED
  TCP         00.000.0.0:00004       000.000.000.004:https  ESTABLISHED

path

pathコマンドは、実行可能ファイルの検索をするパスの設定をします。
例えば、C:\user\bat配下に実行可能ファイルa.exeがあるとします。
このファイルを実行する場合、cdコマンドで都度C:\user\batへ移動して実行しなければなりません。
これだと面倒なのでpathコマンドでC:\user\batをパスに設定しカレントディレクトリがどこであってもa.exeを実行できるようにします。

path 設定したいディレクトリ

path 設定したいディレクトリ1;設定したいディレクトリ2 複数のパスを一度に設定したい場合は;で区切ります。

path 設定したいディレクトリ;%path% pathを実行すると、元々設定しているパスがクリアされていまうため、追加で設定する場合は%path%を指定します。

path 現在設定されているパスを表示します。
path ; 現在設定されているパスを全てクリアします。

ren

renコマンドはファイルの名前を変更します。
ren:rename

ren 変更したいファイル名 新しいファイル名 指定した新しいファイル名が既に存在する場合は実行されません。

異なるディレクトリのファイル名を変更する場合は、相対パスか絶対パスを指定します。

ren ..\変更したいファイル名 新しいファイル名 相対パスの場合

ren C:\変更したいファイル名 新しいファイル名 絶対パスの場合

set

setコマンドは環境変数の値の参照・設定・削除を行います。

set 引数なしで実行すると環境変数の一覧が表示されます。

set program 検索条件を掛けたい場合はワードを指定します。

表示結果
C:\Users>set program
ProgramData=C:\ProgramData
ProgramFiles=C:\Program Files
ProgramFiles(x86)=C:\Program Files (x86)
ProgramW6432=C:\Program Files

echo %環境変数名% 環境変数の値を参照して表示します。

set 環境変数名=値 指定した環境変数に値を設定します。既存の環境変数であっても新たに値を設定することができます。

set 環境変数名=%環境変数名%追加する値 既存の値に追加する場合は%環境変数名%を記述します。

set 環境変数名= 環境変数の値を削除します。

start

startコマンドは指定されたプログラムやコマンドを実行するために新規ウィンドウを開きます。
ディレクトリは元のウィンドウのディレクトリが継承されます。

start 引数なしで実行すると新規ウィンドウが開きます。

start "タイトル名" 新規ウィンドウにタイトル名を付けます。

start "タイトル名" a.bat 新規ウィンドウで指定したプログラムやコマンドを実行します。

start /d ディレクトリ名 新規ウィンドウのカレントディレクトリを指定して開きます。

taskkill

taskkillコマンドはwindowsのプロセスを強制終了させます。

taskkill /im プロセス名.exe /f /imはプロセス名であることを意味し、/fは強制終了を意味します。

tree

treeコマンドはカレントディレクトリ配下の構造をツリー形式で表示します。

tree

表示結果
フォルダー パスの一覧:  ボリューム Windows
ボリューム シリアル番号は 0C00-00B5 です
C:.
└─command

tree ..ディレクトリ名 ディレクトリを相対パスで指定する場合

tree C:\test ディレクトリを絶対パスでしてする場合

where

whereコマンドはexeのフルパスを表示します。

where java

表示結果
C:\Users>where java
C:\Program Files (x86)\Common Files\Oracle\Java\javapath\java.exe
C:\ProgramData\Oracle\Java\javapath\java.exe

type

typeコマンドはテキストファイルの内容を表示します。
テキストファイルの内容を編集したり、バイナリファイルの内容を表示することはできません。

type ファイル名 

異なるディレクトリのファイル名を変更する場合は、相対パスか絶対パスを指定します。

type ..\test.txt 相対パスの場合
type C:\test.txt 絶対パスの場合

ping

pingコマンドはIPネットワーク接続の確認をします。

ping 100.100.0.1 100.100.0.1との接続を確認します。

表示結果
C:\Users>ping 100.100.0.1

100.100.0.1 に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
100.100.0.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
100.100.0.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
100.100.0.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64
100.100.0.1 からの応答: バイト数 =32 時間 <1ms TTL=64

100.100.0.1 の ping 統計:
    パケット数: 送信 = 4、受信 = 4、損失 = 0 (0% の損失)、
ラウンド トリップの概算時間 (ミリ秒):
    最小 = 0ms、最大 = 0ms、平均 = 0ms