TCP/IPの動作確認に用いる各種の便利なコマンドたち


TCP/IPに関する設定がコンピューターにうまく反映されているかどうかは、コンピューターに内臓するコマンド(Windowはコマンドプロンプト、Linuxは何らかのシェル)で確認することができる。

コマンドの例

  • 「ping」コマンド:指定したコンピューターまでIPで通信できるかどうか確認するコマンドである。

  • 「nslookup」コマンドと「dig」コマンド:DNSに名前解決をさせて、DNSが正しく動作するかどうかを確認するコマンドである。

その他、まとめると以下の表になる。

確認する項目 Windowsのコマンド Linuxのコマンド(いずれか)          
指定コンピューターとIPで通信できるか ping コンピューター名 ping コンピューター名
名前解決が正しく動作するか nslookup コンピューター名 dig コンピューター名(*1)
dig -x IPアドレス
nslookup コンピューター名
指定コンピューターまでに経由するルーター tracert コンピューター名 traceroute コンピューター名
IPアドレスやMACアドレスの値 ipconfig / all ip a
ifconfig -a
ルーティングテーブルの設定状況 route print ip r
route

(*1)以外のコンピューター名にはIPアドレスを指定してもよい