【Mac】まだ初期のrubyバージョン使用しているの?rbenvを使ってバージョンをコントロールしよう!


想定読者

  • 初期のRubyのバージョンを使用している人
  • rbenvを知らない人
  • 最新のRubyを触りたい人。

得られるもの

  • 最新のRubyを使うことができる。(今回はRuby2.6.3を使用。)
  • バージョンコントロールの方法がなんとなくわかる。

準備するもの

  • Homebrew
  • 学ぶ気持ち

筆者のPCスペック

-macOS Mojave 10.14.5

rbenvって何?

簡単に言うとRubyのバージョンを簡単に変えることができるツールです。
ただし、バージョンを変えるだけで実際にはRubyをインストールはしません。
Rubyもインストールする際はruby-buildもインストールする必要があります。

初めに

最初にHomebrewがインストールされているか確認しましょう。
Homebrewの確認は下記のコマンドです。

$ brew -v
Homebrew 2.1.3
Homebrew/homebrew-core (git revision 66a23; last commit 2019-05-22)

※$マークはコピーしなくていいです。
上記が出なかったらこちらからインストールしましょう。

手順

rbenvとruby-buildのインストール

下記のコマンドを打ちましょう。

$ brew install rbenv ruby-build

実際に入っているか確認しましょう、

$ brew list
autoconf    openssl     pkg-config  rbenv       ruby-build
$ rbenv -v
rbenv 1.1.2
$ ruby-build --version
ruby-build 20190423

先ほどインストールした以外にもautoconfopensslpkg-config等入っていますが、今は気にしないでください。

実際にインストールはできているので、次はrbenvの実行後を反映させる為の準備を行なっていきます。

rbenvを初期設定する。

現在rbenvでrubyをインストールしても実行結果は反映されません。
シェルにrubyはrbenvでインストールされたものを使う事を読み込ませる必要があります。

下記のコマンドを打って初期設定を済ませてください。

$ rbenv init
# Load rbenv automatically by appending
# the following to ~/.bash_profile:

eval "$(rbenv init -)"

$ echo eval "$(rbenv init -)" > ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile

こちらで準備ができました。
次にバージョンの選択を行いましょう。

バージョンを選択する。

下記のコマンドを打つと、rbenvが持っているRubyのバージョンを全て表示してくれます。

$ rbenv install -l
Available versions:
-----一部抜粋-----
  2.6.2
  2.6.3
  2.7.0-dev
  2.7.0-preview1
-----一部抜粋-----

今回は2.6.3を選択します。(2.7.0はありますが、安定版ではないので今回はインストールを行いません。)
選択すると、ruby-buildが自動的に起動し、インストールを行ってくれます。

$ rbenv install 2.6.3
ruby-build: use openssl from homebrew
Downloading ruby-2.6.3.tar.bz2...
-> https://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.6/ruby-2.6.3.tar.bz2
Installing ruby-2.6.3...
Installed ruby-2.6.3 to /Users/username/.rbenv/versions/2.6.3

選択したバージョンを使用する

下記のコマンドでどのrubyをインストールしたか確認できます。
*が今使っているバージョンです。systemというのは初期のバージョンを使用していることを指します。

$ rbenv versions
* system (set by /Users/username/.rbenv/version)
  2.6.3

今回は新しくインストールした"2.6.3"を使用してみましょう。

$ rbenv global 2.6.3
$ rbenv version
  system
* 2.6.3 (set by /Users/username/.rbenv/version)

実際にバージョンを確認してみましょう。

$ ruby -v
ruby 2.6.3p62 (2019-04-16 revision 67580) [x86_64-darwin18]

これで無事にインストールできました!
違うバージョンを使用する際は再度バージョンを選択→インストール→選択する
を繰り返す事でバージョンを自由に変更することができます。